解体処理部--キーボード研究室--

106キーボード(1995年3月製造)PS/2タイプです。

対象解説
1. 上面カバー
2. 接続コード(PS/2)
3. インジケーターランプ
4. キー



裏面にあった4本のネジをはずし,カバーを開けたところ。
カバーをはずしたらキーがバラバラになるのかと思ったら,
キーは上面カバーにはめ込まれていて,ひっくり返してもはずれませんでした。
3はインジケーターランプ,IC,各種コネクタがついている基盤です。
5の弾力シートでキーを押したときの感触が決まります。

対象解説
1. 上面カバー
2. 接続コード(PS/2)
3. インジケーターランプ(基盤部分)
4. キー
5. シリコン樹脂製 弾力シート



上面カバー裏面。
規則的に並んだ小さな黒丸がキーを固定しているツメです。
すべてのキーはそれぞれ2つのツメで上面カバーにはめ込まれています。

対象解説
6. 上面カバー裏面



弾力シートを取り外したところ。
その下にはキーが押されたかどうかを感知するシートがあります。
このシートは3層構造になっています。

対象解説
2. 接続コード(PS/2)
3. インジケーターランプ(基盤部分)
5. シリコン樹脂製 弾力シート
7. キー押下感知シート



3層になっている感知シートをバラしてみました。
原理としては,上層と下層の同位置にある接点がくっつくことにより,キーの押下を感知します。
中層はキーの位置に丸い穴が開いているだけです。
キーを押していないときに上層と下層がくっつくのを防ぎます。

対象解説
7. キー押下感知シート(3層)



感知シート,基盤を取り外したところです。

対象解説
2. 接続コード(PS/2)
3. インジケーターランプ(基盤部分)
8. 底面カバー



キーボードを構成する部品たち・・・。
キーも1つ1つはずしてしまいました。
部品点数は多いですが,仕組みは簡単。

対象解説
1. 上面カバー
2. 接続コード(PS/2)
3. インジケーターランプ(基盤部分)
5. シリコン樹脂製 弾力シート
6. 上面カバー裏面
7. キー押下感知シート(3層)
8. 底面カバー
9. バラしたキー
10. 大きいサイズのキー支え
11. ネジ(キーボード裏面4本,基盤2本)



調子に乗って,キーもはずしました。
このあと,面倒な取りつけ作業が待っています・・・(^^;)

対象解説
9. バラしたキー



★解体担当者評★
(赤数字は部品番号)
ほとんどがはめ込み式で,ネジは6本
(11)だけでした。
ネジはキーボードのゴム足背後に隠れていたりします。
キーボードの仕組みとしては,
キー
(4)は弾力シート(5)の弾力で浮いている状態になっています。
それを押すことにより,感知シート
(7)の接点がくっつき,入力キーが判断されます。
キーを離せば,弾力シートの弾力で戻ってきます。
Enterキーやスペースキーなどの大きなキーは,
どこを押しても反応するように支え
(10)がついています。

シート状の感知方式を使うものを「メンブレン・キーボード」といい,
特徴は安価で大量生産に向いているということです。
現在では,ほとんどのキーボードがこの方式になっています。
もう一つの方式に「メカニカル・キーボード」があります。
これは感知部分が独立したスイッチになっており,押下の弾力が強くなります。
これだと隣接するキーが軽い力で押されてしまうようなこともなく,
より正確なタイピングができるようになります。
ただし,キータッチの際の音が大きいこともあり,現在ではあまり見かけません。
弾力ゴムの代わりにスプリングを配置して,メカニカルのタッチに近づけた製品もあります。

プログラマなどのキー入力がメインの方々はこだわりをもつ人も多く,
お気に入りのキーボードを探し回ることも珍しいことではありません。

一般家庭で使われる場合は,キーボードよりもマウスの使い勝手に
目がいってしまうことも多いのではないでしょうか。

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